遺伝子治療はがん細胞の特徴を封じ込める?

がん細胞には、正常細胞にはない、ある大きな特徴が二つあるのですが、それはなんだと思いますか?

一つはいつまでも生き続けて死なないこと、つまり「不死」であること。そしてもう一つは細胞分裂が止まず増え続けること、「増殖」です。

 

死なない細胞が無限に増え続けるって、なんだか怖いですよね。

事実、その不死の細胞は正常な細胞に必要な栄養を横取りし、自らを増やし続け、臓器や他の組織にまで広がり続けます。そうなってしまった身体がどのようになるかは想像するまでもないでしょう。

 

本来、正常な細胞には寿命があり、長くても半年くらいでその一生を終えます。それは遺伝子によってそのようにプログラムされているからなのですが、これをアポトーシスといいます。また遺伝子には、細胞分裂をして増やしなさいという指令と、その増殖を止める指令も出されるようになっています。

 

つまりがんという病気は、遺伝子異常によって起こる病気だといえるのです。この遺伝子が正常な状態になれば、がん細胞は正常な細胞に戻ったり、あるいは自死して、がんという病気は治るというのが遺伝子治療の考え方です。

 

遺伝子治療はまだ歴史が浅いため、医療従事者のなかでも正確な知識を持った人は少ないともいわれます。しかし今後のがん治療に大きな効果が期待できる治療法であることも事実なのです。

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不妊治療の長期化で大切な夫婦のこと

「出口の見えないトンネル」

不妊治療はそんなふうに言われることがあります。結果がなかなか出ず、いつ出られるのかわからない・・・そんな状態を表した言葉です。

 

妊娠は努力だけでどうにもなるものではなく、端的に言ってしまえば確率であり、出会いでもあります。そのため治療が長期化するケースも少なくありません。そして長期化したときに浮き彫りになってくるのが夫婦間の熱量の違いです。

 

妻は体外受精してでも子どもが欲しいと考えているのに、夫はそこまでして欲しいとは思っていなかったり、度重なる妻の辛そうな姿を見て「もうやめよう」と夫が言い出したり・・・そうした意識のずれが原因となって夫婦間がギクシャクしたり、最悪の場合離婚に至ってしまうケースも見られるのです。

 

治療を始める前から失敗するケースを想像することは難しいとは思います。しかし、不妊治療は夫婦ふたりの共同作業です。なにかしらの不安を感じているようなら、早い段階でその不安を話し合ってみてください。治療が進み不安や焦りが大きくなると、冷静な話し合いができなくなってしまうことも多いのです。治療にかかるストレスを少しでも軽くすることが、継続のためには必要不可欠だと思います。

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